スタジオ宙

2024年1月の記事

家具作りワークショップを行いました!

— Furniture Making Workshop with Students —

新大阪で進行中のマンションのリノベ現場にて、大阪工業大学の学生たちと家具作りのワークショップを行いました!

2日間のワークショップで作ったのは、アイランドカウンターとダイニングテーブル。

木材をやするところから始まりました。

郡が工具の使い方を実践してから、学生にバトンタッチ。



工具に触れるのが初めてという学生。初めは緊張していても、慣れていくうちに楽しくなって、自分たちでいろんな工夫をしてくれました。

次に、ドリルを使って木材に穴を開けていきました。設計図を読みながら、ひとつずつ正確に。

組み立て方も大事。完成形を思い浮かべながら、組み立てていきます。

組み上がった家具を、最後に塗装していきます。せっかく上手に組み立てられたから、綺麗に塗りあげたい。すごい集中力でした。

ワークショップを終えて、家具は無事完成!!

とても綺麗な仕上がりにできました。
参加してくれた学生の皆さん、お疲れ様でした。ものがどうやって作られているのかを肌身で学んだ経験は、これからのデザインの勉強にも生きていくと思います。

投稿者:admin |  工事の様子 Construction Site Diary, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

役者の動きで場を作る舞台美術@高田馬場

— New "place" emerges through the actor's movement. —

さまざまな大きさや色の箱がランダムに置かれているだけに見える舞台セット。

でも実は、役者がその箱に座ったり、登ったり、その上で立ち止まったり、あるいは、2つの箱の間を通り抜けたりするたびに、新しい場が生まれるように感じるよう、それら箱は、注意深く考えた。

デザインのプロセスは、上のリンクをご覧ください。

例えば2人の役者が、箱のこちら側と向こう側にいると、2つの世界が舞台の上に現れる。

照明が変わると箱のこちら側と向こう側の世界に、舞台が別れる。

これは、昨年、小劇場「新宿タイニイアリス」の創始者で、オーナーである西村博子を追悼して行われた公演。叔母の葬式で出会った劇団アランサムセの方々から舞台美術の依頼を受け、叔母がひいきにしていた劇団のステージを一緒に作れるなんて、なんてラッキーと思い、私は二つ返事で引き受けたというのがことの始まり。

西村博子は私の敬愛する叔母。幼少の頃から型破りの大人が身近にいることで、私は自分の中にいつも未知の可能性を信じられた。久しぶりに挑戦した舞台美術。博子さんが天国から見てくれているといいな。

投稿者:Yumi Kori |  美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文