佐原の町並み見学会を開催!
— Walking tour in Historical Town Sawara —
7月2日(土)千葉県香取市佐原で町並み再生事例の見学会を行いました。
この日は、前日までの曇り空から一転して蒸し暑い日になりました。
私は、スタジオ宙に入社して、初めての佐原訪問でした。
今までは写真や図面でしか見ていなかった佐原に行き、自分の肌で空間を感じることで、写真ではわからなかった空間のもつ心地良さを感じました。
申し遅れましたが、私今年の4月に入社致しました、新人スタッフの武松 志保と申します。
今後もNEWSの更新などを行っていきます。皆様宜しくお願いします。
ここからは、佐原見学会の一部をご紹介致します。
約15年にわたり、町並みの保存、修繕を行ってきた郡と遠藤の説明をききながら、見学会は進んでいきます。古い材と新しい材の色の違いを眺めていると、少しずつ取り替えながら歴史を刻む木造の良さを感じました。実際に空間に入ると、材木の香りや、外から差し込む光を肌で感じ、とても心地の良い時間を過ごすことが出来ました。
お昼はスタジオ宙の手がけたレストラン「千与福」で美味しいランチをいただきました。
実は、千与福は改装ではなく、「新築」なのです。
外観は町並みに合わせていますが、内部は現代的な空間になっています。
予定になかった与倉屋さんの大土蔵を、特別に見せていただくことができました。
中に入ると、複雑に組まれた丸太の小屋組の迫力に圧倒されました。
ミラーボールを天井から下げて若者向けのイベントを開催するなど、古い倉をただ保存するだけでなく、現代のニーズに合わせていろんな活用をしているようです。
さらに中庭へも通していただき、江戸時代から残る醤油を醸造していた倉や、レンガ作りの煙突、戊辰4年(明治4年)から立つお神楽造の住宅など、様々な時代の建物も見せていただきました。
その後私達は「いなえ」へ移動
あまりの暑さに、いなえでかき氷を食べながら一休み。
佐原の町についての話が盛り上がり、危うくバスの時間に遅れそうになりました。
私達はおよそ5時間かけて佐原の町を歩き、伝統を守りながらも進化していく建物とそれを守っていく佐原の人々の取り組みにとても魅力を感じました。
投稿者:Shiho Takematsu | 建物の完成 Project Completion, 日常風景 Diary | 記事本文