スタジオ宙

2015年1月の記事

8.5坪の狭小住宅完成!

— Very Small Passive Low Energy House Completed ! —

01
道路拡張で残った土地は、間口8.7m 奥行き4.2m。そこに環境共生型の最小限住宅をつくりました。
前から見ると大きな家、横から見ると横から見ると細くて小さな家、BIg/Small House シリーズ第2 弾です。まず、公私の緩衝空間として、縁側と階段を合体させた空気層を設けました。冬は鉄骨階段を使って太陽熱を蓄え、夏はブラインドを閉めて日射遮蔽装置とします。光と風はここから各部屋に届けられ、
ここを介して街の風景が楽しめます。1 階の和室の階段下は、近所の人が気軽に遊びにこられる縁側となり、また、3 階のルーフテラスからは街を一望できます。9 坪に満たない住まいでプライバシーを守りながらも、開放的で明るい空間が生まれました。

04

Very Small Passive Low Energy House has just Completed! The stairs along the south side of the house are used as sun room / passive solar collector, also works as to prevent from the summer sun light with the combination with the blinds. I applied the Japanese traditional Engawa concept three dimensionally to this house. Engawa area is used both environmental adjustment area and the communication area for inhabinats with the neighbors.

02

 

07

09

06

08

05

03
主要用途 : 一戸建ての住宅
構造規模 : 木造 地上3 階
敷地面積 : 38.48m²(11.64 坪)
建築面積 : 29.38m²(8.88 坪)
延床面積 : 76.41m²(23.11 坪)
設計監理 : スタジオ宙/ 郡裕美、遠藤敏也、西山直勝
構造設計 : H&A 構造研究所 平川啓一
施  工 : 有限会社 山下工務店 山下和則

投稿者:Yumi Kori |  建物の完成 Project Completion |  記事本文

珪藻土の塗り壁を現場で打合せ

— Examining Plastered Wall —

現在進行中の狭小住宅(建坪8.8坪)の内装工事もいよいよ大詰めを迎えています。

和室や居間の左官壁の塗り方などを左官職人さんや現場監督さんと一緒に打合せしました。

P1020814_sm

P1020822_sm

上の写真は、コテで平らにならした表面が乾かないうちに、

素早く刷毛(ハケ)目を付ける「刷毛引き仕上げ」です。

 

刷毛目の表情にムラができないように継ぎ目をどのようにするか、

刷毛が行き届きにくいコーナー部分はどのようになるのか、

などといったことを、実物を見ながら打ち合わせました。

 

P1020841_sm

現在、スタジオ宙に、オープンデスクに来ている東京理科大学建築学科の学生さん。左官塗りの難しさを体感中です。

(文責:西山)

投稿者:nishiyama |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文