2013年10月の記事
小平市のK邸も工事が始まっております。台風の影響に左右されながらも、着々と進んでおります。
今回は地下室を計画しており、約3m程掘っております。
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上は山留めの写真です。今回の敷地は地盤の状態はよく、地下を掘っても水脈に当らないので、工務店や構造設計者と感心しておりました。
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耐圧盤の配筋の写真です。非常に綺麗に配筋されていています。現場監督さんと鉄筋屋の親方は25年来のお付き合いのようで、互いにどうやればうまく出来るのか、相談しながら、私たち設計者にも提案してくださるので、とても刺激になります。
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地下の壁の配筋まで終わりました。今回、地下室は一階部分までが吹き抜けとなった天井高の高い空間となる為、ラーメン構造での設計なのですが、壁構造のように柱は薄く設計しています。なので、コンクリートが打たれると、ラーメン構造には見えないと思うのですが、配筋の状態では柱と梁の構造で成り立っていることがよく分かります。
投稿者:Yuli Sasai |
工事の様子 Construction Site Diary |
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I邸の現場は内装工事に入りました。
まず初めに床や天井を仕上げる前に、設備や電気の配管工事を行います。
今回は、主に給水管、給湯管、排水管、ガス管の位置を確認しました。浴室やキッチン等ができる場所に配管をまわしていきます。
配管はちゃんとした方向に流れるように勾配を取り、かつ、床の中に納まるように配管をしなければいけないので、設計者、工務店、設備業者で入念に打ち合わせをします。
今日は工事現場ならではの発見がありました。
現場はまだ、躯体と骨組みの状態なので、建物そのものの形(と言っていいのかわかりませんが…)が分かるので設計時に意図していない形が見えてきます。
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上の写真は奥の住まいのエントランスになる一階の写真なのですが、天井に不思議な形が見えます。
実はこの上に空中庭園を計画していて、円柱のくぼみの中に木が植わる予定となっています。設計では一階の天井は塞ぎ、この形は見えない予定です。
ですが、天井に不思議な円柱が突き出て来て、見えていたら面白いなぁと感じました。
遠藤も面白さを感じたのか、天井のデザインを少し検討しようかなという話になりました。
よりよい建物の完成を目指すために、工事を進めながらも、現場をよく見て、さらに設計を検討し直し、工務店や各業者の皆さんとアイデアを出し合わなければいけないな、と改めて感じました。
投稿者:Yuli Sasai |
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