2012年12月の記事
横浜で、2世帯住宅のプランの考え方について話します。以前、建築知識の特集で2世帯住宅についての特集号を担当しました.そのとき、たくさんの2世帯住宅の実例をリサーチをしました。家族の関係性と住まいの設計について、役に立つ話ができたらいいなと思っています。
ご興味があれば、是非、参加ください.予約制です。
投稿者:Yumi Kori |
お知らせ News, 講演会 Lectures |
記事本文
礼拝堂は影の中で光を感じる瞑想的な場、基督教文化センターは光あふれる解放的な場で、誰でも入りやすいプラン。3つの曲面は通行人や広場の人々を礼拝堂に誘い、外からでも神の気配を感じられる形です。影と光、静と動、対比する要素を建築で一体化することを考えました。
螺旋状に成長する円の遠心力で、2つの施設を有機的に結びつけ、世界に良心を発信する場となることを願って設計しました。
写真説明 左に見えているのは、提出間際に色鉛筆で色をぬっている遠藤さんの手。
「光の螺旋に導かれ、神と人に出会う。」
その煉瓦積みの壁に誘われて、
影の静けさに身を任せると
ゆっくりと瞳孔が開き、
光の気配が聞こえはじめる。
螺旋の隙間から入り込んだ光は、
曲面を柔らかく撫で、通り過ぎる。
その消えゆく光をたどる心は、
深い瞑想の時間に浸ってゆく。
三枚の壁は、基督教の三位一体と、
三つの教育理念、知・徳・体を表し、
それらは互いに支えあえながら、
一体となって礼拝堂を作る。
始まりが旅立ちを表し、
囲われることが解放につながり、
中心がありながら求心的でない、
そんな形を作りたいと思った。
この光のもとに人が集い、神に出会い、
希望を得て巣立ってほしいと願う。
投稿者:Yumi Kori |
日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
記事本文
公園横に建つ築約20年の住宅の改装をしました。
3年程前に二世帯住宅に改装されてしまっていたため、付け足された通路や階段により迷路のような動線になってしまっていました。
また、公園の横に建っていながら、居室から公園の緑を望むことはできず、せっかくの立地を活かせていませんでした。
そこで、私達は動線を整理しなおし、公園の緑を楽しめる居室に作り直しました。
前回の改装で公園側に水廻りや階段が増築されていたのですが、内部のみ解体し、居室との間の壁をなくしてひとつの空間としました。外壁には公園を望む大きな窓を設置しました。増築部分はあえて居室と仕上げを変え、床にテラコッタタイルを敷き、インナーテラスのように見せました。居室からはインナーテラスの先に公園の緑が見えることで、奥行きを感じさせることができました。また、インナーテラスの脇には書斎カウンターと本棚を設置し、緑が側に感じられる読書や趣味の場となったと思います。
必要な箇所には筋交いや壁を追加し、構造補強も行いました。
投稿者:Yuli Sasai |
建物の完成 Project Completion |
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