2011年11月の記事
2011. 11. 30
以前から計画していましたグループホームが先月着工しました。
竣工は来年3月の予定です。
計画中の模型はこちら 。
先日基礎配筋検査を行いました。
配筋検査は基礎のコンクリートを流しこむ前に鉄筋の配置、種別、寸法、かぶり厚さなどが適切かどうか確認する大切な検査です。
建物の基礎になる重要な部分なので一つ一つ細かく確認していきます。
設計図通り施工されているか図面と照らし合わせ、実際に計測しながら確認していきます。
最後にサイズ、位置、ピッチなど適切に施工してあることを写真を撮って記録します。
さらに鉄筋のかぶり厚さの確認もしていきます。
かぶり厚さは鉄筋が腐食しないようにするために、決まったかぶり厚さを確保することが重要です。
基礎底盤のかぶり厚さは60mm以上な為、こちらも計測して写真を撮って記録します。
かぶり厚さは箇所により必要な寸法が決められています。
例えば、土に接する部分は40mm以上、土に接しない部分は30mm以上というかぶり厚さの決まりがあります。
各箇所でそれぞれ必要なかぶり厚さを確認します。
配筋検査後は型枠を設置しコンクリートを流し込みます。
基礎が完成すると、土台を敷き建方に入っていきます。
投稿者:Kensuke Iso |
工事の様子 Construction Site Diary |
記事本文
2011. 11. 24
Portable Installation, Architectural device in which people can discover another space in Public Space. The documentation photos were up at Yumi Kori’s Blog .
小中学校で建築や空間について学ぶ授業がないのはおかしい!
そう思っているのは、日本人だけでなくアメリカでも同じ。
というわけで、米国ピッツバーグ市にあるマットレスファクトリー美術館の教育部のリクエストで、
遊びながら空間について考えたり発見できたりする装置を作り、Tamatebako と名付けました。
郡裕美のブログ にマットレスファクトリー美術館での展示の様子をアップしました。
投稿者:Yumi Kori |
展覧会情報 Exhibition Info , 美術の仕事 Art, Stage Design |
記事本文
2011. 11. 21
名古屋で進行中のびおハウスFが上棟しました。
朝8時頃から始まり、夕方には屋根の下地材まで貼り終わりました。
今まで図面だけで確認していたものが、あっという間に現実の建物となっていきます。
現在、検討している内部の家具についても、実際にその場に立つことによって、よりいっそうイメージが膨らみます。
今後、さらに外装材がつき、内部の造作もされて、建物に色がついていくのが楽しみです。
びおハウスFについての詳しい内容はこちら をご覧ください。
投稿者:Yuli Sasai |
工事の様子 Construction Site Diary |
記事本文
2011. 11. 18
郡 裕美が日々であったこと、感じたことなどを綴るブログ始めました。
これから どんな風に続けられるか不安ですけど、とりあえず始めてみます。
リンクは、こちら です!
投稿者:Yumi Kori |
お知らせ News |
記事本文
2011. 11. 15
現在、 銀座エルメスで行われているライアンガンダー展「失われた展覧会」に、2038年の郡裕美の似顔絵が展示されている。今回は、10周年企画展ということで、これまでエルメスで展覧会をした30人のアーティストの2038年の姿を法廷画家に想像して描いてもらった「これが本当の多様性だなんて誰が言った/Who said this was true multiplicity anyway」という作品。(私、郡裕美は、2002年にPanta Rhei すべては流れてあるという展覧会 をここ銀座エルメスで行った。)なぜ2038なのかは不明だが、展覧会の歴史をこんな形で未来に向けて記録するという手法もあるのかと、考えさせられる作品だった。
また、「暗闇の匂いがする──(錬金術の箱 #26)/It smells like darkness‐(Alchemy Box #26)」は、あたかもパリのセーヌ川沿いに並んでいる本屋のスタンドが閉店後に蓋を閉めた後のような「アルケミー・ボックス(錬金術の箱)」を床の上に 斜めに置いた作品。この中にはフォーラムでこれまでに展示を行ったアーティストたちがそれぞれ選んだ本が入っているということになっていて、郡裕美が選んだ一冊の本も、展示されている。内容の一覧は壁に書かれているので、会場で郡が何を選んだか、見てください。
こ んな風にライアンさんの作品は、ちょっと難解。でもその中で、すごく感動した作品があった。それは、キュレーターのSさんが、空っぽのギャラリーの中を歩 き回りながら、以前行われたサラジーの展覧会を案内する映像作品「そしてあなたは変わるだろう/And you will be changed」。ビデオをみていたら、空っぽのギャラリーの中に様々な作品が「見えてきた。」なるほど!。アートに大切なことは、見ることではなく、見 ようとする心ということか。
オープニングパーティーの2次会でSさんに聞いてみた。『前の展覧会のこと子細におぼえていますね。』そうしたら「あれは全部本当にあった展示じゃなくて、そ のとき私が思いついたことも入っていたんですよ。」ということ。つまり、展覧会はSさんを通して変成され、それが私の想像力の中で変成された。もともとの作品と私が「見た」作品は、遠くかけ離れたものかもしれないのだ。
『墜ちるイカロス―失われた展覧会』 ライアン・ガンダー展
@メゾンエルメス8階フォーラム
東京都中央区銀座5-4-1
~2012年1月29日(日)
開廊11:00~20:00〔最終入場19:30〕(日~19:00〔最終入場18:30〕)※11月8日15:00〜会期中無休(11月28日、1月1日、2日を除く)
tel.03-3569-3300
投稿者:Yumi Kori |
お知らせ News |
記事本文
2011. 11. 12
袋井HOUSEが上棟しました。
平屋の住宅ですので、あっという間に骨組み、屋根、屋根の通気層まで出来上がりました。建物のかたちが出来上がってくると、建て主も空間のボリュームがつかめやすくなります。
夕方には上棟式が行われました。棟上げまで工事が無事に終わったことを感謝し、これからも建物が何事もなく進むことを願う意味合いがあります。
この地方では、建て主が建物の四隅からお餅を投げ、近隣の方がキャッチする「隅餅」という風習があります。近隣の方が大きなお餅をうまくキャッチしたところ、ワーッという歓声と拍手が起こりました。
投稿者:kinase |
工事の様子 Construction Site Diary |
記事本文
2011. 11. 02
スタジオ宙が設計した「カフェ しえと」千葉県佐原の古民家改修・改装が、
2011年度 ARCASIA建築賞 保存・再生部門
ゴールドメダル 受賞しました。
※アルカシア建築賞は、アジアの17ヶ国の建築家協会によって構成されるアジア建築家評議会が、アジアの建築環境の水準を上げる目的で、アジアで活躍する建築家の模範となる作品を奨励するために創設されたものです。来年の10月にインドネシアのバリ島で開かれるアジア建築会議(ACA)にて、ゴールドメダルと賞状を頂くこととなりました。
詳細の結果通知はこちら をご覧ください。
(ARCASIA Award 2011/2012 – Final reportをクリックしてください。)
「カフェしえと」は、明治後期に建てられた商家でした。景観形成地区に指定されている佐原にとってこの商家は、中庭を中心に母屋、 蔵、味噌蔵という、伝統的な住棟配置が残る、特に貴重な例です。したがって、 個々の建物の再生やファサードのデザイ ンだけでなく、建築群としての存在、奥行き のある町並みを常に意識しながら計画を進めました。母屋は、観光客や地元の人たちを歴史に誘うカフェとして蘇らせ、そして中庭は、裏木戸から誰でも自由に出入りでき、町並みの延長として佐原散策のスポットとなっています。
時間の堆積物に覆われた空間を読み取り、そこから残すべきもの、手直しするものを見極め、さらに新しい用途や機能を含めた「現代」というフィルターを重ねていきました。しかし、歴史的町並みの再生という 本質を見失わないためには、そのフィル ターは可能な限り薄くする必要がありました。ここで発見された空間の意味や美しさ、歴史の記憶を最小限の要素を用いて、強化し、変成しながら、見え方、用途を変えていきました。つまり「作らずに創る」ということが、「カフェしえと」において、私たちの最大の テーマでした。
こうして佐原の町並み、歴史とともにある「カフェしえと」が、まだまだ開発途上のアジアの建築業界の中で文化的な価値がある建築と評価していただいたことは大変うれしく思います。
佐原へお出かけの際は是非、お立ち寄りください。佐原にはこの他にスタジオ宙が改修、設計した「しゅはり 」、「レストラン千与福 」などがありますので合わせてお立ち寄りください。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
・カフェしえと
・しゅはり
・レストラン千与福
投稿者:Yuli Sasai |
建築賞 Award |
記事本文