スタジオ宙

『設計のプロセス Design Process』 カテゴリーの記事

「RC打放しの住宅」模型をつくって検討中!

— Examining with many models ─Bare Concrete House Project─ —


現在、スタジオ宙ではRC打放し住宅の設計を行っています。

RC打放しという形式に合った、かっこいい建物とは。
模型をつくり様々な造形を立体的に検討中。

いろいろなことを試していたら事務所内が模型でいっぱいになってしまったので、いちど机の上に全て並べてみます。

整頓してみると、デザインの系譜や差異がわかりやすく感じられます。



逆台形の壁で囲んでみたもの。

一枚の被覆を意識したもの。


たくさんの検討の中から、変わるものと変わらないものを見極めて、少しずつデザインを洗練していきます。



これからも検討は続きます。最終的にどうなるのか…乞うご期待です!

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「ギャラリー+住宅」K邸_木造案設計開始

— Redesigning the Galley house by Wooden Structure —

敷地表側から見た建物の外観

昨年から取り組んできた「ギャラリー+住宅」K邸、4社の競争入札をしました。各社と何度も打ち合わせを重ねましたが、現在社会問題となっているように、戦争やコロナ、円安などの影響で建設物価の高騰し、入札が不調に終わりました。そこで、建主と打ち合わせをし、同じ空間構成で木造で設計をし直すチャレンジをすることになりました。間取りがほぼ同じでも木造と鉄骨とでは建築基準法の指導も違いますし、構造計算も変わってきます。設計を最初からやり直さなければならないので大変な仕事ですが、建主の夢を実現するためにがんばります!

木造への変更となり、元々の提案の良いところを残しつつ、設計を行いました。

一番の大きな違いは、屋根の形状。

屋上に登れないけれど、ハイサイドライトから明るい光を入れる計画です。

建物3階の内観パース

敷地裏側から見た建物の外観

手前左が階段室です。

敷地側面から見た建物外観

ハイサイドライトが見えます。

各階の平面

投稿者:Yumi Kori |  設計のプロセス Design Process |  記事本文

「ギャラリー+住宅」K邸のイメージパースを作る

— Art Gallery + Residence building Images —

これらは設計検討するために作ったインテリアのパース。

建主と完成イメージを共有しながら、色々な角度から空間デザインを検討しました。

3階のリビングは天井が高くゆったり。突き当たりに見えるのは階段室。

軽いデザインの鉄骨階段にすることで、光あふれるサンルームのような空間になりました。

狭くても広々と感じさせる空間デザイン。

高窓からは優しい光が差し込み、風の流れも生まれます。

2階の寝室にはサンルームのような明るい浴室があります。

バスリビングのように、岩盤浴もできる寛ぎの浴室空間を提案しました。

寝室から浴室を見ると、まるで小さな庭のように感じられる。
寝室と浴室の新しい関係性を設計しました。

洗面、クローゼット、トイレがある、ホテルのスイートのような寝室です。

サンルームのような階段室から優しい光が届きます。

投稿者:Yumi Kori |  設計のプロセス Design Process |  記事本文

「ギャラリー+住宅」K邸の実施模型完成!

— Gallery House Project Model Completed —

現在設計中の「ギャラリー+住宅」の実施模型を作成しました。イメージを伝えるためにこのようなセッティングでの撮影をしてみました。

実際は、都内の狭小地に建つ建物です。

間口が狭い敷地ですが、1階のギャラリー越しに裏の路地が見通せて広々と感じられます。

裏の路地からも階段ごしに、前面道路側が見通せます。

1階はギャラリーとして使う予定。

2階は階段室、寝室、そしてサンルームを兼ねたバスリビングがつながります。

3階は居間。高い天井のハイサイド窓から光が降り注ぎ、開放感のある空間です。

周り階段で登る屋上は、見晴らしの良いテラス。

建主に完成建物のイメージを伝えるため、私たちの事務所では、素材感なども現実に近い模型制作をしています。

完成が楽しみです!

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「ギャラリー+住宅」 K邸_スタディー模型で設計検討

— Design study for the Gallery House in Tokyo —

外観の検討:模型を作って建物の形を検討する。

小さな家だけど、窓の取り方を少し変えるだけで様々な印象の外観が生まれる。

思いつくまま、何通りもファサードデザインを作ってみる中で最善のデザインを見つける。

外観デザインは、中からの窓の見え方が光の入り方なども検討しながら、裏表、両方からデザインを考える必要があるから大変。

屋根・屋上の検討:陸屋根と傾斜屋根、円形屋根の組み合わせ、様々なパターンを考えてみた。

光を取り入れながら、屋上で洗濯物を干したいという施主の要望と折り合いをつけつつ、、、

建坪が10坪の狭小住宅にとって屋根のデザインは最重要なデザインポイント。

1階のプランバリエーション:階段の位置、開口の取り方、水回りの位置の検討

ギャラリーは、町とのつながりを考えながら、天井の高い展示のための壁を確保し、

倉庫や水回りなどの裏方も重要。。。。

2階のプランバリエーション:階段の位置、開口の取り方、風呂、トイレ、洗面の位置の検討

浴室を寝室とのつながりの中で、居心地良い寛ぎ空間にするには、どんな空間構成がいいのか。。。

3階のプランバリエーション:階段の位置、キッチンの位置、屋根を支える構造の検討

何よりも居心地の良い空間を設計するにはどんな空間構成が良いのか。。。

そして、それらを組み立ててみる。
光の入り方、景色の見え方、プライバシーの問題、、、そして、プロポーション、
様々な空間デザインを検討しながら、最終の設計へと進めていく。
設計のプロセスは、長く、粘り強く、根気よく、頑張るだけ。

投稿者:Yumi Kori |  設計のプロセス Design Process |  記事本文

実測調査へ! 京都九条山プロジェクト

— New project started, historical house in Kyoto. —

新しいプロジェクトが始まり、早速、実測調査に行きました!

露地のように細く曲りくねった山道の先に、その建物はひっそりと佇んでいました。

前庭から見た外観は洋館。所々に和洋折衷なデザインも見え不思議な魅力があります。

玄関に面して中廊下があり、その北側は洋風な意匠の部屋、南側には座敷があり、中廊下を軸として洋と和のデザインが同時に並存している特徴的な空間構成です。

床下の構造を調査するために床を剥がす。
上げ下げ式の洋風窓や天井のモールディングなどは凝った意匠になっている。
南側の和室も痛みがひどく、方々の柱が傾いており、かなり老朽化が進んでいる。

さて、これからこの既存建物が持つ空間構成と特徴を生かしながら、新たな価値を生み出しながら建物の再生していくという難しい仕事が始まります。何が新たに生まれていくのか、、、私たち自身も楽しみながら頑張ります!

投稿者:Yumi Kori |  日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |  記事本文

伝統的町並みでの空き地対処法-3.ポケットパーク

— How to repair historical townscape? vol.3 —

第3案は、町並みに面して門のような下屋のような奥行きのない空間を作り、その向こうにポケットパークのような居場所を作るデイディア。通り側からは建物越しに庭の風景を眺めることができます。敷地に小屋の小さな小屋や家形フレーム、木々をランダムに点在させることで、おとづれた人が思い思いに時間を過ごせるという提案です。

小屋フレームとその間の空間が居場所に。

投稿者:Yumi Kori |  日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |  記事本文

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