『設計のプロセス Design Process』 カテゴリーの記事
様々な設計案を検証し、打ち合わせを重ねながら、やっとこの折れ曲がり案にたどりつきました。
地形に寄り添いながら、自然の風景を満喫するかたちです。
上から見ると鳥の翼のようにみえます。
完成予想模型、背景に森の映像を投影したら、緑に包まれた空間が現れました。
投稿者:Yumi Kori |
設計のプロセス Design Process |
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A案 十字案
建主が敬虔なクリスチャン。
静けさのなかでの、祈りの空間を提案しようとおもい、
最初に十字架の形をしたプランを提案しました。
家のどこにいても、いつも自然との繋がりを感じられ、緑を感じられる設計提案です。
B案 片流れ案
部屋通しのつながりを感じられる吹き抜けを持つ空間提案です。
住まいのどこにいても家族の気配が感じられる、おおらかな大屋根のデザイン提案です。
C案 扇案
地形に寄り添う形の設計提案です。
地形に寄り添って緩やかなカーブをもったデザイン、
自然との一体感を感じる空間です。
D案 大屋根案
大きな方形の空間です。2階建にすることで、基礎の面積が減り、土工事も減ります。
回遊性のあるプランです。
このようにして、設計のプロセスでは様々な設計提案を作り、
打ち合わせを重ねる中で、最も相応しい平面、断面計画を見つけます!
投稿者:Yumi Kori |
設計のプロセス Design Process |
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建主は敬虔なクリスチャン、
森の中の木漏れ日を感じながら、
静けさの中にゆったりと時間が流れる
祈りの空間を作りたいと思い、
十字架の形のプランを作ってみました。
高低差をうまく使って二つの建物を絡み合わせ
スキップフロアを作る案です。
投稿者:Yumi Kori |
設計のプロセス Design Process |
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コンクリート造の小さなスタジオ型住宅の実施設計が完了しました。
私たちが以前、武蔵野に設計した住宅の「はなれ」として使われる予定で、コンクリート以外の素材を使わないミニマルなデザインであることから「モノクロム」という仮称をつけました。
今回の敷地は公園隣接。公園の風景に溶け込む立体アート作品のような存在になったらいいなあと思い設計しました。
デザイン検討を重ねてデザインを進めるプロセスは、こちらをご覧ください。
この建物は、XYZ方向に自由に線と面が折れた多面体で、外観は見る方向によって全く異なり、室内空間も変化に富んでいます。
まずは外観写真をお披露目します。
前庭に面した大開口は、パンチングメタル貼りの3枚ガラス引戸。扉を開け放てば、写真のように前庭とつなげて使えます。
隣地側の壁面には窓らしくない不定形の開口があり、、、
敷地の角から建物を少し控え、2枚の壁の「隙間」としての窓があります。
そして北面は全く開口のない壁。
玄関から入って空間の一番奥にはもう一つの「隙間」のような窓。公園に面するこの窓からは、緑が垣間見え、採光や通風にも有効です。
山と谷を繰り返す地形のような屋根形状は内部空間と呼応していて、空間の流れとシークエンスを検討する中でこの形が決まりました。人の動線と視線の流れに従って、次々と変化のある空間ボリュームが立ち現れます。
壁の隙間から入る光が、室内の折れ曲がった天井や壁面にどのように反射し、
また、それらが時間の移ろいと共に変化していくのか、
実物が出来上がるのが楽しみです。
多面体、光、反射、隙間、亀裂など、さまざまなキーワードを重ねながら、
都市の中に自由に広がるリエーティブ空間を提案するチャレンジです。
プロジェクトはこれより施工に入ります。その様子もアップしていきますので、楽しみにしていてください!
投稿者:admin |
設計のプロセス Design Process |
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マンションの最上階の天井を開けてみると、天井は高くて家形の屋根に沿って傾斜していた!
(昔の建物だから、マンションでも家っぽいデザインにするために最上階は傾斜屋根にしていたのかな?)
そこで、天井に杉板を貼ることに。
そして、間仕切りは全て取り払ってニューヨークロフト風に。
都市の真ん中に、不思議な小屋空間が出現しました!
リノベーションの工事を進めるプロセスは、こちらをご覧ください。
写真に写っている家具を組み立てた学生ワークショップの様子は、こちらをご覧ください。
投稿者:admin |
建物の完成 Project Completion, 設計のプロセス Design Process |
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現在、スタジオ宙では愛知県常滑市にある古民家のリノベーションに取り組んでいます。
先月に行った実測調査では、初の試みとしてiPadによる記録の効率化を計りました。
具体的には、測定した寸法を、即座にiPadで撮影した写真に書き込んでいます。
また、実測と並行してRicoh Thetaという特殊なカメラを使い、360度全方向の撮影を行なっているため、部屋の隅々まで漏れなく確認することができます。
これらの工夫によって実測調査の取りこぼしを未然に防ぐことができ、これまで以上に既存建物の理解を深めることができるようになったと思います。
実測調査で得た情報を元に、大きなポテンシャルをもったこの古民家をどう改修していくか、楽しみです。
余談ですが、常滑は焼物が有名で、路地が焼き物で埋め尽くされていたことが興味深かったです。皆様もぜひ訪れて見てはいかがでしょうか。
投稿者:admin |
設計のプロセス Design Process |
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天井を思い切って剥がして見ると、最上階のため天井が傾斜になっていて、天井高が3.5mごえです。知らずに暮らす日常の裏に いろいろ隠れた空間が存在するものですね。
思い切って梁上は打ちっぱなしのコンクリートのままにするかなあ。
さすがに天井面は環境に配慮して断熱します。
投稿者:Yumi Kori |
工事の様子 Construction Site Diary, 日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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