スタジオ宙

『展覧会情報 Exhibition Info』 カテゴリーの記事

郡裕美展「壁の向こうへ、」7/3-8/1@ギャラリー日本橋の家(大阪)

— Beyond Invisible Wall, Yumi Kori installation @Gallery Nipponbashi Osaka —

建築家/美術家である郡裕美(こおりゆみ)が、ギャラリー日本橋の家で展覧会を行います。

初日の7月3日は5時からギャラリートークと、その後、簡単なレセプションを考えています。(検温、消毒、コロナ対策万全にしてます。マスク着用でおいでください。)

トークに参加ご希望の方はこちらで予約 https://kori.peatix.com ください。

昨年より続くパンデミック下、「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」が推奨され、他人とのコミュニケーションを絶つ生活が続いています。そんな「新しい生活様式」の中で、人々は自分の殻に閉じこもり、身体感覚が鈍っていき、世界とのリアルな繋がりが希薄になっています。でもこのコロナ禍、私たちが感じている閉塞感は、物理的な壁のせいではなく、自分や社会が作る「見えない境界」に閉じ込められている感覚のような気がします。

今回の展覧会では、そんな「境界」について再考し、閉塞感の中に微睡んでいる私たちの身体が覚醒することを企てを考えました。壁はそこに本当に存在するのだろうか?突き当たりだと思っている先に、本当は隠れた広がりがあるのではないだろうか?非常事態宣言がやっと解除された今、この展覧会がパンデミック後の新しい世界で生きる力を育むきっかけになることを祈願します。

郡 裕美

郡は、1997年より建築設計と平行して空間アートを作り始め、ニューヨーク、ベルリン、東京、サンパウロ、バーゼルなど、世界各地で作品を発表してきました。彼女のインスタレーションは、観客が作品の中に入って自由に歩き回り、五感を通じてそこに現れた新しい空間を体感する新しいタイプの作品です。日常に潜む隠れた空間層を発見し、そこにインスタレーションを施すことで、当たり前だと思っている空間が全く違って見え、人々の固定概念を一蹴することを企てます。彼女の作品は、既存空間にリスポンスするサイトスペシフィックであることが特徴で、今まで東ベルリンの地下貯水場跡やブラジルはサルバドールの旧砂糖工場の独房跡、廃館となった旧武蔵野市立図書館跡など、場の記憶をテーマにした作品を多く作ってきました。一方、銀座メゾンエルメス(レンゾピアノ設計)やクリチバの美術館(オスカーニーマイヤー設計)など有名建築家の作品に呼応した空間作品も多く発表しています。

京都府立大学を卒業後、アルテック建築研究所勤務を経て、1991 年にスタジオ宙一級建築士事務所を遠藤敏也と共同設立。空間を体験した人がその美しさ、楽しさに感動できる建築をめざし、住宅やコミュニティ施設の設計の他、古民家再生や町並み修景デザインも行う。千葉県香取市佐原の伝統的建造物群保存地区の再生と新たな価値の発見に対して2015年度建築学会賞(業績)。また、2011年アジア建築家評議会アルカシアゴールドメダル受賞など、国内外の様々な建築賞を受賞。

また、1995 年コロンビア大学建築学部修士課程終了の翌年よりコロンビア大学准助教授に就任。ニューヨークに拠点を設け、イエール大学、パーソンズ・スクール・オブ・アート、東京理科大、名古屋工業大学ななど、日米両国で建築教育に携わる。2016年度より大阪工業大学R&D工学部空間デザイン学科の教授に就任。

今回の展覧会開催にあたっては大阪工業大学郡裕美研究室と共に様々な空間実験を重ねました。コロナ禍の状況から思うように活動ができませんでしたが、研究室の有志学生の中村翔太と嶋田陸が中心となって結成したアーティストユニットmukuとakihitoの作品も同時に展示をします。

投稿者:Yumi Kori |  展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

建設通信新聞に「建築と記憶」展 講演会の記事が掲載されました。

— An article appeared in a construction communication newspaper. —

2016年10月13日(木)の建設通信新聞に先日11日に行われた郡裕美とルーカ・ゼーヴィ氏による「建築と記憶」展の講演会の記事が掲載されました。

161013_%e5%bb%ba%e8%a8%ad%e9%80%9a%e4%bf%a1%e6%96%b0%e8%81%9e

「建築と記憶」展は今月26日18時までとなっております。

皆様是非足をお運びください。

 

「建築と記憶」

– 郡裕美とルカ・ゼーヴィの作品における日伊間の対話 –

●展覧会会期:10月11日ー 26日(入場無料)

11:00-18:00

●イタリア文化会館(九段下)1階ギャラリー
〒102-0074 東京都千代田区九段南2−1−30

投稿者:Shiho Takematsu |  お知らせ News, メディア掲載 Press Publication, 展覧会情報 Exhibition Info |  記事本文

「建築と記憶」展 講演会@イタリア文化会館

— 『Architecture and Memory』Opening party @ Italian Cultural Institute in Tokyo —

10月11日、イタリア文化会館にて、郡裕美とルーカ・ゼーヴィ氏による「建築と記憶」展の講演会及び、レセプションが行われました。

p1440469ed生まれた国も文化も違う二人が、「建築と記憶」をテーマにそれぞれの視点から話を進めていきました。

p1440477ed

その後、二人はお互いに質問を投げかけます。

郡は、ルーカ・ゼーヴィ氏に建築とアートの境界は一体何か聞かれ、

「ミケランジェロやダヴィンチが建築家でありアーティストであった様に、建築とアートの間に境界はないと思います。人が建築に感動する時は、建物の安全性や機能性が良いと言うことではなく、建物の美しさであったり、そこでの空間体験であったり、とてもアート的な感動から建築の素晴らしさを知るのではないでしょうか。」と答えました。

私は、今回スタッフとして講演会に参加し、郡の話を聞いておりましたが、この考えがスタジオ宙の根底にあるのだと感じました。

p1440514ed

その後は、「建築と記憶」展のオープニングのレセプションを行いました。皆様と美味しいプロセッコを頂きながら意見交換をし、とても有意義な時間を過ごしました。

p1440518ed

今回の展覧会では、「建築と記憶」をテーマに、今まで手がけて来た作品を読み解いています。

その他にも、郡が建築をする上で、知らず知らずの内にデザインの根源となっていた思い出の品々や、実際のアート作品の展示もしております。建築ってよくわからないと言う方も、別のアプローチから楽しめ、さらには建築について考えてみたくなる展示会となっております。

p1440674

p1440657

p1440688

郡裕美とルーカ・ゼーヴィ氏による「建築と記憶」展は今月26日まで開催しております。

皆様是非足をお運びください。

「建築と記憶」

– 郡裕美とルカ・ゼーヴィの作品における日伊間の対話 –

●展覧会会期:10月11日ー 26日(入場無料)

11:00-18:00

●イタリア文化会館(九段下)1階ギャラリー
〒102-0074 東京都千代田区九段南2−1−30

投稿者:Shiho Takematsu |  メディア掲載 Press Publication, 展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

郡裕美とルカ・ゼヴィ氏による、「建築と記憶」展開催@イタリア文化会館

— ARCHITETTURA E MEMORIA -Un dialogo tra Italia e Giappone nelle opere di Yumi Kori e Luca Zevi- —

10月11日(水)〜26日(火)までの2週間

イタリア文化会館にて

建築家 Luca Zevi 氏と郡裕美が、「建築と記憶」というテーマで対談、
同時に2人の作品展示をします!

Luca Zevi氏は名著「空間としての建築」の著者ブルーノ・ゼーヴィの息子さんで、イタリアで活躍する建築家です。

イタリアのホロコースト美術館を手がけ、記憶と建築についての深い考察をされています。

yumi-and-luxa_

「建築と記憶」

 ー郡裕美とルカ・ゼーヴィの作品における日伊間の対話ー

●展覧会会期:10月11日ー 26日(入場無料)

●イタリア文化会館(九段下)1階ギャラリー
〒102-0074 東京都千代田区九段南2−1−30

●10月11日(火)PM6:00~対談  @アニェッリホール
                          PM7:30~レセプション 
@1階ギャラリー

 

建築は、様々な記憶の集積によって形成されています。

そ の土地の歴史や風土、そこに生活している人々の記憶、また、建築が作られる過程、石や木など建材そのものにも記憶があり、それらが、からみ合い、溶けあい ながら建築は作られ、空間が生み出されています。そして、長い年月をかけ積み重なり、町並みが生まれ、都市が発展し、また伝統技術も培われていきます。
郡は建築や空間作品を創る時、しばしばその記憶を紐解き抽出しながらイメージ作りの依りどころとします。結局それらの作品も郡の記憶が重なってできているのです。

今回この展覧会を通して、建築という概念が生まれたヨーロッパで生まれ、そこで活動されているゼヴィ氏と、日本で生まれ育った日本人の郡とが、各自の作品とダイアローグを通して、記憶、建築、自然、都市について考えるきっかけになればうれしいです。

そして二人の記憶が皆様の記憶の中にどの様に映るのか、興味は尽きません。
是非おいで下さい。

 

郡裕美とルカ・ゼーヴィ氏の講演会参加ご希望の方は

下記URLにありますメールアドレスからお申し込み頂きますようお願い致します。

http://www.iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2016/10/conferenza-dialogo-sull-architettura.html

投稿者:Shiho Takematsu |  お知らせ News, 展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design, 講演会 Lectures |  記事本文

Haruka, Installation 作品ビデオをつくりました!

— Documentation Video of Haruka, Curitiba, Brazil 2015 —

現在、ブラジルのクリチバ ビエンナーレで行われている展覧会、
Haruka の作品の様子がわかるビデオです。
展覧会の詳しい情報は、こちらです。

This is the Video Documentation my installation.
It is now held in Brazil as a part if CUritiba Biennale 2015.
Here are more detailed information and description of the art work.

投稿者:Yumi Kori |  展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

オスカーニーマイヤー美術館で作品展示@クリチバ(ブラジル)

— Yumi Kori Installation " haruka" just Opened, in the Museum Oscar Niemeyer @ Curitiba Biennale 2015, Brazil —

151003_Kori_Curitiba_sm55_04
ブラジル、クリチバにある、オスカーニーマイヤー美術館での展覧会が始まりました。環境都市として有名なクリチバの郊外に、巨大な目の形の建物があり、それが美術館です。建物そのものが美術作品のようなその瞳にあたる黒い部分は、外部も内部も黒いガラスでできています。

The Museum of Oscar Niemeyer, Curitiba Brazil 美術館の外観

The Museum of Oscar Niemeyer, Curitiba Brazil
美術館の外観

今回、その黒ガラス壁の内側にそって光のインスタレーションを作りました。ガラスと直角に13本の青い光のシリンダーを等間隔に並べると、光の反射の力で、青い光は壁を突き抜け、光のシリンダーは無限に増幅し、空間は拡張されます。また、部屋の両端にもガラス板を設置し、その空間の増幅は無限に広がっていくように感じられます。そこにBernhard Gal氏の音響を流すと、美術館の中に「永遠の時間」が生まれました。作品は、長さ30m巾10m高さ10mの巨大なサイズ。入口は前後2カ所。それぞれの入り口に作ったデッキから作品を鑑賞できます。
ブラジルのクリチバ・ビエンナー レ2015の一環のこの作品、オープニングはとっても盛大でした!

151003_Kori_Curitiba_sm55_05

クリチバ・ビエンナー レ2015(ブラジル、クリチバ)
会場:オスカーニーマイヤー美術館
会期:10月3日から12月6日まで。
大きさ:長さ30m巾10m高さ10m
材料:アクリルパイプ、LED,スチール、木材、
サウンド:Bernhard Gal

<謝辞> この作品は、以下の方の協力で実現できました. 心より感謝申し上げます。
・在クリチバ日本国総領事館
・国際交流基金
・㈱ 菱晃
・東京理科大理工学部 建築学科学生有志

151003_Kori_Curitiba_sm55_06Yumi Kori installation at Oscar Niemeyer Museum in Brazil has just completed! Kori installed 13 blue light tubes long the glass wall, and installed glass panels on both end of the room. The light penetrates the museum black glass wall, infinite landscape was born by the light reflections, and museum space was expanded. It is in a part of Curitiba Biennial 2015. Open on October 3rd and will stay until December 6th. in Curitiba, Brazil.

size; 30mX15mX12m
material: wood deck, acrylic tube, RGB led light, steal
sound by Bernhard Gal

151003_Kori_Curitiba_sm55_01

Process of making installation 作品の制作風景

ビデオで、会場の様子をご覧ください。
Here is the Video Documentation.

投稿者:Yumi Kori |  展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

Window Space, ブリュッセルで空間作品を発表。

— “window_space " Yumi Kori Installation @ Platform 102, Brussels —

 

wspace_kori_2_550_c
wspace_kori_1_550_c
wspace_kori_3_550_c
wspace_kori_4_550_c

EUの中心の町、ブリュッセルのギャラリー Platform102で、郡裕美がサイトスペシフィックな空間アート作品をつくりました!天窓を手がかりに、撚りのかかっていない羊毛の原糸を使って、窓が紡ぎだす空間を現しました。「windowspace」は、見る人の想像力を縦糸に、光や影、風や音、空の風景や町の景色が絡み合って編み出されます。ふわふわの羊毛が作る境界線は柔らかく曖昧で、鑑賞者が移動するたびに空間の形が変わり、時には風景に溶けて空間が消えてなくなったようにも感じられます。ギャラリーを訪れた人々は、作品の中を歩き回りながら、それぞれの「windowspace」を発見し、そこで時間を過ごしながら作品を楽しんでいただきました。写真を添付します。ご感想などお聞かせ願えれば幸いです

“window_space “
by Yumi Kori
@ Platform 102, rue Antoine Dansaert 102, 1000 Brussels
Opening: March 15th, 2015

I just realized a new site specific installation at the Platform 102 gallery located in the center of Brussels. The space is on the top floor which has a couple of skylight windows. I installed untwisted raw wool yarn that serves to indicate the space which can potentially be created by the windows. As the viewer moves, the yarn comes to form various boundaries – and “window_space ” are woven out. Sometimes, the yarn melts into the landscape and the space disappears. The light, the air, the sound and the landscape that come through from the window are constantly changing and the “window_space ” is accordingly generated through viewer’s imagination.

投稿者:Yumi Kori |  展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

« 前のページ 次のページ »