「郡裕美 × 長澤伸穂 特別レクチャー&懇親会」を終えて。
— Look back on "Talk session with Nobuho Nagasawa @Semba Osaka" —
7月19日に船場エクセルビル2階にて開催されました、特別レクチャー&懇親会『When Architecture Meets Art』。
多くの方々が参加してくださりレクチャー、懇親会共に大盛況でした。とても意義深い時間を過ごすことができたと感じています。今回はそんな当日の様子を振り返っていきます。
まずは長澤伸穂氏による特別レクチャー。長澤さん自身がこれまで世界各地で制作してきたアート作品を振り返りながら、作品が生まれるまでのプロセスについて説明をしていただきました。
例として挙げられた作品の数々は、駅舎や大学、大型倉庫、湾岸都市部など、様々な地域の様々な用途の建物との対話の中で生み出されていて、それぞれの作品が土地の文化や記憶、コミュニティに答えるものでした。
「アートをパブリックの中に置くのではなくて、建築やランドスケープの中に新しいビジョンを与えて、場を公共の空間にすることがパブリックアートだと考えている。」という、長澤氏によるレクチャー終盤のコメントがとても印象深かったです。
その後の質疑応答では長澤さんと参加者の間で多くの意見が飛び交い、議論が白熱しました。その熱を帯びたまま、舞台は同ビルの1階、懇親会会場『反重力 ナカセンバカフェ』へと移っていきます。
懇親会では、飲み物と軽食を片手に、様々な世代やコミュニティ同士で交流、意見交換が行われ、とても楽しい時間でした。
ちなみにスタジオ宙はキッチンにてオリジナルのスイカカクテルとスイカジュースを振る舞っていました。スイカを丸ごと使った夏らしい一品となっています。
以上、『When Architecture Meets Art』でした。
このレクチャー、懇親会が、芸術表現のプラットフォームとしての建築デザインの可能性、またはコロナ後に求められる新しい環境、新しい豊かさについて考えるきっかけの一つとなることを願います。
長澤さん、参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
主催:大阪工業大学 郡 裕美 研究室
特別レクチャー会場提供:辰野株式会社
運営協力:株式会社 スタジオ宙
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