「建築と記憶」展 講演会@イタリア文化会館
— 『Architecture and Memory』Opening party @ Italian Cultural Institute in Tokyo —
10月11日、イタリア文化会館にて、郡裕美とルーカ・ゼーヴィ氏による「建築と記憶」展の講演会及び、レセプションが行われました。
生まれた国も文化も違う二人が、「建築と記憶」をテーマにそれぞれの視点から話を進めていきました。
その後、二人はお互いに質問を投げかけます。
郡は、ルーカ・ゼーヴィ氏に建築とアートの境界は一体何か聞かれ、
「ミケランジェロやダヴィンチが建築家でありアーティストであった様に、建築とアートの間に境界はないと思います。人が建築に感動する時は、建物の安全性や機能性が良いと言うことではなく、建物の美しさであったり、そこでの空間体験であったり、とてもアート的な感動から建築の素晴らしさを知るのではないでしょうか。」と答えました。
私は、今回スタッフとして講演会に参加し、郡の話を聞いておりましたが、この考えがスタジオ宙の根底にあるのだと感じました。
その後は、「建築と記憶」展のオープニングのレセプションを行いました。皆様と美味しいプロセッコを頂きながら意見交換をし、とても有意義な時間を過ごしました。
今回の展覧会では、「建築と記憶」をテーマに、今まで手がけて来た作品を読み解いています。
その他にも、郡が建築をする上で、知らず知らずの内にデザインの根源となっていた思い出の品々や、実際のアート作品の展示もしております。建築ってよくわからないと言う方も、別のアプローチから楽しめ、さらには建築について考えてみたくなる展示会となっております。
郡裕美とルーカ・ゼーヴィ氏による「建築と記憶」展は今月26日まで開催しております。
皆様是非足をお運びください。
「建築と記憶」
– 郡裕美とルカ・ゼーヴィの作品における日伊間の対話 –
●展覧会会期:10月11日ー 26日(入場無料)
11:00-18:00
●イタリア文化会館(九段下)1階ギャラリー
〒102-0074 東京都千代田区九段南2−1−30
投稿者:Shiho Takematsu | メディア掲載 Press Publication, 展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design | 記事本文