スタジオ宙

古民家とエアコンの相性

— Old house and Air conditioner —

古民家の空調工事と、コンセント工事が完了しました。日本の古い民家は各部屋が障子や襖で仕切られているため、壁というものがほとんど存在しません。そのため、エアコンを取り付けたり、コンセントを増やしたりする場合、一工夫必要です。今回は工事費用は掛かってしまいましたが、天井裏を利用したダクト式のエアコンを取り付けました。

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本体を天井裏に隠し、吸い込みと吹き出し口を木製ガラリで作り、天井板と色を合わせて取り付けました。
P1420014のコピー P1420015のコピー
P1420019のコピー
こうすると、古い和室の雰囲気を損なわずに済みます。
またコンセントは、配線は床下を通し、畳の一部を切り込んで、コンセントボックスを制作して埋め込みました。
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古いものに対し敬意を払い、それをうまく活用しながら次の世代に引き継いでいくことが大切だと思います。P1410978のコピー空調工事のため、蚕部屋だった屋根裏に入ったところ、古い架構をそのまま見ることができました。
ちょっと感動ものですね。

投稿者:Shiho Takematsu |  工事の様子 Construction Site Diary, 建物の完成 Project Completion |  記事本文