I邸の近況報告〜型枠工事2〜
— Report from I house ~concrete formwork 2~ —
スタッフの松尾です。
I邸の工事は着々と進み、本日は中間検査を無事に終えました。
中間検査とは、建築基準法で指定された工程が終了した段階で検査を実施し、基準を満たしていることを確認する検査です。阪神淡路大震災以降に制定された制度で、建築物の構造の安全性を事前に確認するのが主な目的です。中間検査に合格しない限り、それより先の工程の工事に進めません。どのような建築物について中間検査を義務付けるかは、それぞれの特定行政庁によって異なります。
写真は、先週のものですが、1階の壁と梁の配筋と型枠工事の様子です。
壁配筋の様子です。この時にしか見られない透けた空間は、視界の抜けがとても気持ちが良いです。配筋は構造設計により決められた間隔で組まれていきます。右にみえるオレンジ色の管は、電気の配線を通すためのもので、打設とともにコンクリートに埋まってしまいます。コンクリートは木造などと違って修正が難しいので、細心の注意を払って工事を進めていきます。
型枠に囲まれると、ようやく建築らしく見えてきました。型枠はコンクリートの打設時に膨らまないように、あらかじめセパレータという鉄棒で固定しておきます。このセパレータを外側から固定するフォームタイという部材が、写真の型枠の面についているものです。あまりの多さに、現場に入った瞬間驚きました。
明日は1階の壁から2階の床まで、コンクリートを打設します。
投稿者:matsuo kent | 工事の様子 Construction Site Diary | 記事本文