都市に現れた繭、幻の楼閣。
— Why scaffolding enclosure make the building more beautiful? —
一瞬、目を疑うほど、その「建物」は美しかった。
薄絹で織られた楼閣の頂上は、光を受けて半透明になり、青い空に溶けていくようだった。
ーーーしかし、仮囲いに覆われた「建物」が、より美しく見えるのは、どうしてだろう?
その薄絹の下に思いをはせる想像力が、私たちの心を目覚めさせてくれるからかしら?
一瞬、目を疑うほど、その「建物」は美しかった。
薄絹で織られた楼閣の頂上は、光を受けて半透明になり、青い空に溶けていくようだった。
ーーーしかし、仮囲いに覆われた「建物」が、より美しく見えるのは、どうしてだろう?
その薄絹の下に思いをはせる想像力が、私たちの心を目覚めさせてくれるからかしら?
空家の雨戸に、
太陽が降り注いでいる。
残された空白は、
空飛ぶ絨毯、
異次元への入り口。
お正月休みは、執筆に専念。毎日、1時間の散歩だけが心の休憩時間。…しかし、散歩は行く先々でたくさんの発見があっておもしろい。1,2,3,4,5,6,…、無数の電線が複雑に絡み合う空をみていたら、これは、どう考えても外部空間ではないなあーと思えてきた。町は、すっぽりインテリア化されている。
久しぶりに公園のジャングルジムに登ってみた。普通よりちょっと高い視点、透明な山の中に立っているようで、不思議な浮遊感がある。てっぺんに登りながら、ジャングルジムの格子の様子を上から観察すると、そこに、水平、垂直方向に、様々な道があり、それらが絡み合い、立体迷路になっていることに気がついた。そういえば、ジャングルジムで遊んだのは、もう何十年も前のこと。そのころは、ジャングルジムの平面、断面プランに思いをはせることもなく、ただ、遊んでいたからねー。
しかし、見れば見るほど、ジャングルジムは建築だ!
青い空を見ながら思った。今まで見たこともないような新しいジャングルジムの設計してみたいなーって。
使い古されたジーンズの皺をscanして真っ新なジーンズに映し込むという不思議な機械を見た。皺は、記憶だ。つまり、これは、誰か知らない他人の経験や記憶をあっという間に写し取ってしまう機械ということ。デニム生地は、表面を薄く摺ると中白の部分が現れるため、表面をレーザーで焼けば簡単に色落ちさせられる。そこで、ジーンズを穿き込んだ時にできる「ヒゲ」や、擦れてできるアタリ(色落ち)を人工的に作り、USED感をだすこの手法が発明されたらしい。
なぜ使い古されたジーンズの方がかっこいいと感じるのか良くはわからないけど、この「皺を愛する心」は、どこか「侘び寂び」に通じるような気がした。この不思議な機械、建築の素材作りやアート作品に使えそう!!いろいろその使い道を想像しているうちにワクワク楽しくなって、何枚も写真を撮影、ビデオまで撮ってしまったので、ここで公開しまーす!
一昨年、私が内装設計をお手伝いした株式会社サービステックジャパン 横浜オフィスの2周年記念パーティーでのデモの様子。
普通は上がっちゃいけないと言われている「屋根」の形をしているから、楽しいのかな?
空間をかきわける感じが楽しいのかな?
10月28日まで開催の都市緑化フェアーの一環で、井の頭公園に展示されていた作品。
公園に一歩足を踏み入れると、風の音に混じって方々から不思議な音が聞こえてくる。耳をすますとそれは木の間につり下げられた竹のオブジェから聞こえてくる。ガムランの音色のようで、聞いているだけで安らぎを感じる。作家は、松本秋則さんという方らしい。こういうローテクで気負っていない作品は、見ているだけで幸せになる。
10月28日までの展示ということなので、先週につづけて今週もまた、公園の木陰で空を見上げながら作品を楽しんできました。