NY スカイラインを逆さにしてみると…
— Upside down New York skyline create a new tower. —
ニューヨークを歩いていると、林立する摩天楼で切り取られた空が気になってしようがない。
フォトショップで逆さに切り取ってみると…、ね?青空が透明の塔みたいに見えるでしょ?
現在、本を執筆中。原稿に追われて、ずっとブログをお休みしてたけどそろそろ再開しまーす。
ニューヨークを歩いていると、林立する摩天楼で切り取られた空が気になってしようがない。
フォトショップで逆さに切り取ってみると…、ね?青空が透明の塔みたいに見えるでしょ?
現在、本を執筆中。原稿に追われて、ずっとブログをお休みしてたけどそろそろ再開しまーす。
美術館に入ったとたん目についたのが、この高窓の前に作られた不思議な縁側空間。コンセプトの作品の意図もわからないまま、「あそこに登って、寝転がって窓から外の景色を見ていたら、気持ちが良いだろうなー」と、思った。しかし、その後、川俣氏がビデオのインタビューで、ファベラに影響されたという話をしていて、わたしの直感はあたったかなと思った。(ファベラは、ブラジル語で、スラムに建つバラックという意味。)
Expand BankART という題名のとおり、いままで考えたこともないような居場所が会場内にランダムに、でもある意味とっても注意深く場所が選ばれて作られていた。それらの「ファベラ」の存在によって、バンクアートの空間が、いままでよりずっと変化に富んで感じられた。
横浜BankART Studio NYKで開催されていた川俣正氏の展覧会。
住むということ、棲むということ、いろいろ考えさせられた。
一瞬、目を疑うほど、その「建物」は美しかった。
薄絹で織られた楼閣の頂上は、光を受けて半透明になり、青い空に溶けていくようだった。
ーーーしかし、仮囲いに覆われた「建物」が、より美しく見えるのは、どうしてだろう?
その薄絹の下に思いをはせる想像力が、私たちの心を目覚めさせてくれるからかしら?
お正月休みは、執筆に専念。毎日、1時間の散歩だけが心の休憩時間。…しかし、散歩は行く先々でたくさんの発見があっておもしろい。1,2,3,4,5,6,…、無数の電線が複雑に絡み合う空をみていたら、これは、どう考えても外部空間ではないなあーと思えてきた。町は、すっぽりインテリア化されている。
今年もまた、近所にある安養寺で除夜の鐘をついた。列になって一時間以上も待っている時の寒さがまた、身を清めてくれるようで心地よい。他の人の鐘の音を聞きながら、去年あったことを心の中でなぞり、来年の抱負を思う。そして、私の番になると、去年あった嫌だったこと全部が鐘の音と共に供養されることを思って、一発入魂でゴーンと鐘を突く。ああ、いい気持ち!。
そして、今日は、快晴!元旦。生まれ変わった様にさわやかな気分だ。
あけましておめでとうございます!
「なんだ、この時計、1時間進んでいるじゃない!?」いやに時間が早く過ぎるなーと思いながら、ばたばた支度をし、ふと携帯をみるまだ朝の9時だ。机の上の時計はもう10時を過ぎているというのに。「あ、それね。おしゃれだと思って飾ってあるだけだから。」え?狂った時間の時計を置いておいたら紛らわしいじゃない、と私が怒ると、「だってその時計どうせ見にくいから見やしないし」と母。それなら、こんなところにおいておかなければいいのに再び言うと「だっておしゃれだから」と困ったように言いながら、「あ、それ、きっと電池がないから時間が狂ったんだよ。電池を買いに行こう。」と素涼しい顔をして話題を変える。ーーーこの一連の母との会話。まるで昔見た不条理劇の一場面の様で、苦笑いしてしまった。
ーーーしかし、時計がこんなにも機能とデザインの交差点に位置するプロダクトだという事を改めて再確認した。建築における機能とデザインの関係より、もっとシビアな関係なんだなーと、再認識することができた有意義な朝になった。
しかし、建築家たるもの、時計が狂った時間を刻み始めても、お払い箱にしない優しさと知性を持ち合わせるべきだろう、と深く反省した!?。
久しぶりに公園のジャングルジムに登ってみた。普通よりちょっと高い視点、透明な山の中に立っているようで、不思議な浮遊感がある。てっぺんに登りながら、ジャングルジムの格子の様子を上から観察すると、そこに、水平、垂直方向に、様々な道があり、それらが絡み合い、立体迷路になっていることに気がついた。そういえば、ジャングルジムで遊んだのは、もう何十年も前のこと。そのころは、ジャングルジムの平面、断面プランに思いをはせることもなく、ただ、遊んでいたからねー。
しかし、見れば見るほど、ジャングルジムは建築だ!
青い空を見ながら思った。今まで見たこともないような新しいジャングルジムの設計してみたいなーって。