「建築する」ことと「建築で表現する」ことのずれ感
— The gap between Construction and Expression in Architecture —
建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ” という展覧会を見に行った。建築しているのにしていないような、人工物なのに自然のようなふりをして、構築的でありながらランダムに見えるように、デザインしているのに無作為にみせ、、、。「建築する」という行為と、「建築を通して表現する」内容のずれ感を考えさせられる、不思議な展覧会だった。残念ながら展覧会は15日でおわってしまったけれど、この写真の「クラウドスケープ」という作品は、3月22日まで東京都現代美術館で体験できる。展示作品はこの温室のような建物というわけではなくて、その中に作った人工的な雲。一歩はいると粉っぽい空気にむせて咳をしているのは私だけじゃなかったけれど、機会があれば「これからの感じ」を体験してみるのもいい経験かもしれない。
東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/