どのぐらい先まで見通して「終活」すればいいのだろう。
— I came across "graveyard sales" on New Year day... —
良い天気に誘われて散歩に出かけたついでに近くの寺に立ち寄った。七福神巡りの新春散歩コースのひとつだったが、今年はなぜか大々的に墓地の売り出しをしていた。半分ぐらいは既に売れていて、その多くは生前建墓だという。生前建墓は「寿陵」といわれ、昔から縁起がよいことになっているらしい。お寺の方(営業マン?の方)によると、「最近、終活ブームで、みんな自分の最期を計画的にするのがはやっているんですよ。」とのこと。
「終活」とは、「最期」の時に向けて、葬儀やお墓の準備を始めることを指す造語らしい。最近、「終活本」ともいうべき書籍や雑誌が軒並み刊行中だという。売れ出されていた墓地は、約45センチ角ほどの土地に墓石がついて140万ちょっと。安いのだか高いのだかよくわからないけれど、毎月の6千円の管理費を万が一滞納したら、3年後にはそこから掘り出されて納骨堂に移されるらしい。終活といった時、どのくらい先まで見通して計画をたてるのか見極めるのは本当に難しい。
私は、自分が死んだ後、永代に渡って毎月6千円払い続けられる自信がないから「寿陵」するのは無理かなあ。