除夜の鐘はすばらしい参加型のアート。
— I love the New Year's Eve Bells! —
明けましておめでとうございます。
大晦日午前零時。家の近くにある安養寺に除夜の鐘をつきにいきました。私は煩悩が多いせいか、この儀式が大好きで、毎年かかさず通っています。鐘をつく瞬間、昨 年あった嫌なこと、反省したいことなどを思い出し、それを払拭するように、そして未来への希望を込めて鐘をつきます。そうすると何もかもがリセットされ て、新しい力を貰えるような気がします。
安養寺は真言宗のお寺のせいか、太鼓のリズムやお経などが賑やかで、お坊さんの声や太鼓の振動と焚火の炎の力をかりて、身も心も浄化されるような気持ちになります。長い行列ができており、若い人達がつぎから次へと鐘をついていました。皆、鐘の前で一礼し、心を込めて鐘をつく。その様子をみていたら、宗教行事というよりは、参加型パブリックアートのように思えてきました。皆、それぞれに過去のこと、未来のことを思い、鐘の音と共に希望の力を貰って帰途についているように見えました。