監視されてるのが当たり前の日常。
真暗な展覧会場に一歩足を踏み入れると、機械音と共に一斉に無数のLEDランプが動き出す。それぞれにビデオカメラがついていて侵入者であるわれわれ観客の映像を撮り、会場の後ろにあるスクリーンにランダムに映し出す。これは、三上晴子さんの《Eye-Tracking Informatics——視線のモルフォロジー》という展覧会。作品の中に身を置いていると、現代、私たちの置かれている状況が目に見える形で実感できる。残念ながら新宿のICCでの展示は12月18日で終了してしまったが,山口情報芸術センター [YCAM]での展示は,2012年3月25日まで開催しているらしい。
常時接続のインターネット、勝手にメールをスキャンして広告を付加してくるgoogleのGメール、GPS機能付き携帯電話など、監視されているのが当たり前になってしまっている私たち。その上、Face bookやTwitterで、頼まれてもいないのにさらなる個人情報を垂れ流し続けてる。みんな頭がおかしくなっちゃっているのかなあ。わたしもFace Bookやめようかなあ。