桜はうす今泉 在宅障害児の生活支援のためのショートステイ施設である。これは、故人が市に寄贈した住宅を、武蔵野市の助成により全面改修したものである。改装にあたっては、短時間とはいえそこで生活する利用者のため、住宅としての暖かさを残すことを意識した。また、大きな縁台を設け、ここで遊んだり食事をとったり、昼寝をしたりと、様々な用途に使われることを考えた。この縁台をとおして、故人の思いが町中に広がれば、どんなに素敵なことだろう。 東京都武蔵野市福祉施設 木造平屋(改装)写真/ スタジオ宙